『○○と私』シリーズ 「新聞と私」
最近はめっきり紙の新聞を読まなくなったなー、という方、多いのではないでしょうか?
通勤電車の中でも新聞を読んでいる人をあまり目にしなくなりました。電車の中で、聖徳太子ポーズで新聞を縦長に折って読んでいる人、少なくなりましたね。
インターネットの発展、スマートフォンの進化によって情報媒体の主役から、脇役になりつつあるのが現状かもしれません。
しかし、紙の新聞には、ウェブにはない、独自の魅力がありますよね!
(あくまで私見ですが・・・。)
・インターネットでのニュースは、興味のないニュースは見に行かないが、紙の新聞の場合は周辺記事や他分野の情報、広告にまで自然に目が届きます。
・インターネットの場合、掲載容量に限界はない。一方、紙の新聞の場合は限られたスペースに情報を表示するため、わかりやすく、無駄のない記事作りが行われている。重要な記事は大きく取り上げられ、また、目立つように見出しが付けられ、事態の重要性を強調できる。
・影響力のある新聞社が紙面で問題提起することで、世間に論争を起こしたり、埋もれている問題点を紙面で特集することで、注目させたりすることができる。
・号外が発行されることで、ニュースの大きさが強調されることも。街で号外が配られていると、手に取って読みたくなりますよね。ウェブニュースでも、号外が発行されたこと自体がニュースになることも。
・読んだ後は、リサイクルできることはもちろん、焼き芋の包み紙やガラス窓やサッシにできた結露の吸水など、さらに大活躍します!
とは言え、発行部数の減少は大きく、10年前には約5100万部発行されていた新聞が、2022年には約3000万部ほどに減っています。実に40%以上減少したことになります。
紙は一般的に、4〜5回(あるいはもっと?)再生されると言われています。例えば、最初に印刷用紙として生まれ、何度か新聞紙や段ボール原紙になり、トイレットペーパーになり、、、というのがわかりやすいパターンですね。再生されるたびに、紙の繊維が短くなっていくので、姿を変えて生まれ変わっていくのです。
しかし、最近では新聞の発行部数が減ったために、新聞古紙の発生量が減り、新聞古紙の市況が世界的に高騰しています。新聞の発行コストも上がってしまっています・・・。
紙はリサイクルの優等生なのですが、実はバランスが取れなくなりつつある分野もあるのです。5年後、10年後も、焼き芋を美味しく食べ続けるためにも、新聞を大事にしていきたいですよね!?
現状は現状として、新聞の魅力の話に戻りましょう。
小学生の頃、学級新聞や壁新聞を作ったことのある方は多いのではないでしょうか。私も作りましたが、今の小学生も作っているのでしょうか??
考えてみれば、学級新聞を作っている頃は、児童ひとりひとりが新聞記者であり、編集長でした。
子どもの頃に身近なニュースを発信した経験が、ウェブでのブログやツイッターなどの発信にもつながっているのかもしれません。
この「紙xエコ日記」のように、遠くにいらっしゃる皆さんとも簡単につながることができるインターネットの発展に感謝しつつ、改めて紙の新聞の魅力を再確認してみたい気分になりました。
今日のような寒い日には、こたつに入って熱々の焼き芋をほおばりながら、新聞でも開いてほっこりするような暖かいニュースを読みたいですね。
日本代表が新しい景色を見せてくれた!というような、すばらしいニュースに出会えるかもしれません!!
by Q太郎