これ、実はトイレットロールなんです!!
当社の受付には、家庭紙が展示されているのですが、
(当社にいらっしゃる機会がありましたら、ぜひご覧頂けると嬉しいです。)
展示されてるトイレットロールの中に、他のトイレットロールと一味違う商品が展示されています。
ぱっと見、牛乳パックのような形をしていて、可愛いですよね。
実はこれ、中にトイレットロールが入っているんです。
外装袋に従来のプラスチックフィルム包装ではなく、紙素材を使用している商品なんです。
そんなに驚くことに見えないかもしれませんが、
実はこの商品が完成するまでには、さまざまな困難を乗り越えているんです。
まず、通常トイレッとロールは一段あたり4個のロールを入れるのが普通ですが、
この4個のロールが入る袋を紙で作ることが難しいんです。
紙袋は、百貨店で買い物をした際にもらうようなマチがせまい袋が主流であり、
正方形のマチを実現するには技術や手間が必要になります。
そしてさらに、その紙袋にトイレットペーパーを梱包する作業が課題になります。
通常トイレットロールは、機械で自動梱包されますが、
その機械はフィルム包装専用の機械であり、紙に変わると機械では包装できなくなります。
そこで、今回の紙包装トイレットロールは、手作業で梱包をされているそうです。
まだまだ紙化は始まったばかりで、手作業が必要になる場面も多く、実現するまでには沢山の知恵と努力が必要なんです。
トイレットロールの製造工場を見学された方や、テレビで見たことがある方は分かると思うのですが、
トイレットロールはものすごいスピードでプラスチックフィルムによって自動包装されています。
その光景をよく覚えていたので、紙包装のトイレっトロールを初めて見た時、どうやって実現したんだ?!と
驚いてしまいました。
そしてこの外装袋は、トイレットロールがなくなった後、なんと紙袋として再利用できます。
我が家では、紙ゴミを入れるのに適した紙袋が不足しており、時々紙ゴミは沢山あるのに、
紙袋がない!なんて事が起こるので(笑)、日用品のパッケージを紙製のごみ袋として再利用できると便利だなぁ~!
と思います。
紙素材の外装袋を使ったトイレットロールは、まだまだ一部で採用され始めたばかりです。
通常のフィルム自動包装の商品に比べて、紙包装はかなりの手間がかかります。
その為、どうしてもコストが高くなってしまいます。
ただ、私含め購入する側が紙パッケージの商品を選ぶ頻度が増えれば、自動梱包の機械が導入され、
コストダウンできる日が来るかもしれません。
そうなれば、もっと手に取りやすい価格で商品化ができるかもしれませんね。
そんな未来がくるといいなと個人的には思います!
当社の受付にお越しいただいた際はぜひ、この商品に注目して頂けると嬉しいです。
by だいちゃんまま
※ 掲載に関し、上山製紙(株)様よりご了承をいただいております。