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紙×エコ日記

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紙ってエコなの!?

私の最近のマイブームは、コンビニのレジカウンターで販売されているメガサイズのホットコーヒーを買うことです。
かなりの大きさなので、周りの同僚からは、こんな量飲めるの?とよく突っ込まれるのですが、意外と飲み切ってしまいます。(笑)
大きすぎるよなぁと思いつつもコンビニに掲示されている美味しそうな広告を見ると、つい買いたくなってしまいます。

そして、飲んだ後の紙カップは、水ですすいで回収ボックスに入れるようにしているのですが、実は最近まで、コーヒーが入っていたカップも洗浄する事でリサイクルが可能である事に気が付きませんでした。

当社はグループ会社であるコアレックスHDと連携して、社内で紙カップの回収を行っていますので、コーヒーが入っていた紙カップでも水ですすぐことで、リサイクルすることができます。

しかしながら、ポリエチレンでラミネートされている紙カップは、古紙再生促進センターが定める古紙分類においては禁忌品に指定されており、リサイクルができないというイメージが定着していて、回収の対象外であると勝手に思い込んでいました。

確かに、ラミネートした紙を再生紙原料として使用するのは簡単ではないため、焼却する場合も多いと思います。

しかし、コアレックスHDを始めとする一部の製紙会社には高い難処理古紙再生技術があり、リサイクルする事ができます。

地球にいいこと。CORELEX(コアレックス)

また、ポリエチレン以外にも、例えば、酒パックに使われるアルミ付きの紙パックなども、製紙会社によってはリサイクル可能であり、民間の企業や自治体と連携してリサイクルの制度を構築している動きもみられます。

ですので、お住いの自治体ではリサイクルの対象外とされている紙も、実は技術的にはリサイクルする事ができる場合があるので、ぜひインターネットなどで確認して、資源として再活用して頂ければと思います。
と、私も偉そうには言えないのですが、、、笑

話は少しそれてしまうのですが、リサイクル以外の、紙にまつわる誤解についても少しお話ししたいと思います。

先日、友人と話していて、「紙って木や水を沢山使ってるんでしょ?」と聞かれました。

紙の生産に、木や水を使うという事は事実なのですが、どちらも少し誤解があるように思います。

まず、木についてですが、日本で使われている紙の原料の約60%が古紙、約40%が木材であり、その木材のほとんどは植林木や製材時の端材なので、紙の生産・消費は森林減少の原因となるものではありません。むしろ、森林を育ててCO2を吸収したり、端材として廃棄される木材の一部分を有効活用しているという点で、とってもエコな素材ということができます。

次に、水についてですが、紙をつくるのには非常に多くの水をつかいますが、日本の製紙会社では水資源を大切にするために、できる限り新しい水を使わず工場内で水を循環利用しています。また、高度な浄化処理を行い、より多くのきれいな水を水域に戻す取組みも行っています。取水した時よりもきれいな水を河川に戻すので、製紙工場周辺の河川には、水辺の生物がより豊かに育つこともあるんです。

まだまだ紙について誤解されている部分もあり、もっとたくさん紙に関する情報を発信していきたいなと感じ、この記事を書きました。

今日はぜひ、
①ポリエチレンでラミネートされている紙カップをリサイクルできる製紙会社もある事
②紙の生産・消費は森林減少の原因となるものではない事
③製紙会社は水を循環利用することや、高度な浄化処理を行う事で水資源を大切にしている事

この3つを覚えてもらえると嬉しいです。
紙に関する疑問や不明点がありましたら、ぜひお気軽に当社にご相談ください。

by だいちゃんまま

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