私を勇気づけてくれる、紙の本
最近寒くなってきましたね。朝、布団からなかなか出られなくなると「冬が近づいてきたのか、、、」と実感します。今日も布団から出るのにとても時間がかかりました。
皆さんはそんな時、どうやって自分を起こしていますか?
私は、できるだけ楽しいことを想像して自分を励ますようにしています。
楽しいことといっても全然特別なことではなくて、昨日美味しいドーナツ買ったから起きて食べよう。とか、そんなそんなことです。
そして、その楽しいことリストのひとつに「同僚に本を貸そう、返そう」というものがあります。
当社には本好きな社員が多く、私の隣の席に座っている後輩もその1人です。
最初はお互いに最近読んだ面白い本を紹介し合っていたのですが、気づけば本を貸し借りするようになっていました。
彼女から借りる本は、自分で購入する本とは少しジャンルの違うものが多く、きっと彼女に出会わなかったらこの本にも出会えなかっただろうなぁと、よく思います。
そして本を貸し借りするうちに、なんとなく相手との距離が縮まっているような気もします。この本のどこが好きなんだろう?と想像したり、こういうジャンルが好きなら、多分あの本も好きかもしれない、今度貸そうかな。と次に貸す本を考えたり。
そんな風に、本の貸し借りが続いていき、自分の趣味や価値観もどんどん広がっていることを感じます。
思い返してみると、これまで私はたくさんの人と本を貸し借りしてきました。
中には永遠に返ってこなくなった本もありますし(笑)、返すタイミングを逸した本がずっと我が家の本棚に置いたあったりします(ごめんなさい笑)
学生時代に本を貸したら、返す時に、感想が書かれたメモをマスキングテープで貼って返してくれた友人もいました。
時々本棚でそのメッセージを見つけると、当時を思い出して懐かしくなります。(その時は、アルバイト先の怖い先輩に怒られて落ち込んでいた私を友人が励ましてくれているうちに、好きな本の話になって、その本を貸しました)
私は昔から、学校やアルバイトに行くのが憂鬱な時、友人に本を借りること、貸すことを励みにして、気が重い日を乗り越えてきたんだと思います。
紙の本には、そんな風に人を勇気づけ、人と人とを繋いでくれる力があると思います。
今日も紙の本が、誰かのカバンの中で、誰かを勇気づける存在としてキラキラ輝いているなら、そんなに嬉しい事はありません。
そんなことをイメージして、これからも誇りを持って紙という素材を世の中に届けていきたいと思います。
by だいちゃんまま