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爪跡を残さない、健気なシールが大好き!

皆さんには、出社前のルーティーンはありますか??
私は毎日、缶コーヒーを購入してから出社することが習慣化されています。そして、必ず同じものを購入します。

その缶コーヒーですが、年に何度かプレゼントキャンペーンを実施することがあり、缶にキャンペーン応募シールが貼ってあります。
2層構造になっているシールで、1層目を剥がすと、下からキャンペーンコードが出てくる仕掛けのシールです。
私はこのプレゼントキャンペーンが好きで、シールをゲットしたら、必ずその日のうちに剥がしてシリアルコードを確認し、キャンペーンに応募しています。意外とよく当たります。

このシールは、1層目と2層目の一部が糊付けされているので、剥がした後もくっついて離れないようになっていて、1層目を無くさずに済み便利だなぁ〜と感じます。
さて、この2層のキャンペーンシールですが、素材の多くには、ユポなどの合成紙が多く使われています。ユポ以外の素材が使われていることもあるようですが、ユポは耐久性や剥離性に優れているため、このような用途に適しています。

そしてユポは、剥がした時に薄膜が被着体に残る「易剥離」という機能や、剥がそうとするとラベル基材が破壊されて被着体に残る「易破壊」という機能をもった製品もあります。
「易剥離」や「易破壊」という言葉は聞き慣れないのでイメージが難しいと思うのですが、どちらも剥がしたことが分かる機能であり、商品の盗難防止、重要書類の開封防止等を目的とした、セキュリティーラベルのような用途で活用される製品になります。

また、シール(ラベル、ステッカー、タックとも呼ばれます)は、紙やフィルムなどの表面基材だけではなく、糊にもたくさんの種類があり、目的に応じて選定されています。
例えば食器を購入した際に、裏についているシールは、綺麗に剥がすことができますよね。
粘着力を弱くすることによって、製品にシールの跡がつかないように工夫がされているんです。
以前、ある雑貨メーカー向けに製品ラベルを販売されている方が、「ラベルの粘着力にはとても気を遣っている」とお話されているのを聞いたことがあり、それ以降、色々な製品に貼られているラベルをつい剥がして確かめるようになってしまいました。(笑)

シールの表面基材には、フィルムが使われる場合もありますが、その多くには紙が使われています。
シールは日常生活の様々なシーンで使われるものであり、便利で身近な製品ですが、値段や取扱い方法などの必要な情報を伝えるという役目を果たしたら、爪痕を残さず綺麗に消えてしまう健気な存在でもあります!
中にはしつこく付きまとってくるネバネバ系もいますが(笑)

是非、そんな健気なアイテム、シールにも注目してみてください!

by  だいちゃんまま

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