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カミエコ日記

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『○○と私』シリーズ 「紙の連絡帳と手書きと私」

つい先日、子どもが進級するにあたり、個別の連絡帳のやり取りが終わることになりました。
我が子が通う保育園は、毎日、紙の連絡帳でやり取りしていました。
保育園では、入園した日からずっとその紙の連絡帳をファイリングして保管し続けてくれていて、先日、連絡帳のやり取りが終わったタイミングで、そのファイルを頂きました。

我が子が通う保育園の連絡帳は紙ですが、世間的には、連絡帳のやり取りはアプリで行う事が一般的になってきています。
子供がいる友人や同僚に聞いてみても、アプリの連絡帳を使用している人が多く、

「アプリだと通勤中に連絡帳をかけて楽だよ」
「お昼休みに、連絡帳が更新されているのを見るのが楽しみなんだ」というような話を聞いては、いいなぁ!便利そうだなあ!と感じていました。

紙の場合、子どもを預ける時に一緒に渡すので、朝のバタバタしている時間に、手書きで3〜4行、かかなくてはなりません。
そして、お迎えの時に、連絡帳も渡されるので、アプリと違って昼休みに確認することもできません。

そう思うと、うーん、アプリがいいなぁ。。と思うこともありました。
そう思いながらも毎朝3〜4行の連絡事項を書き続けてきましたが、いよいよそれも終わりとなると、ちょっと寂しい気持ちに。

そして帰宅後、渡された連絡帳を開いてみると、1ページ目は、入園初日から1週間の連絡帳がファイリングされていました。
不思議ですが、手書きの文字を見た途端、書いていた時の情景を一気に思い出しました。

「慣れない園生活で泣いてしまうことがあると思うのですが、よろしくお願いします」
「朝は緊張していたからか、とても不安そうな顔をしていました。ご迷惑をおかけすることもあると思うのですが、よろしくお願いします」

連日、私自身が不安そうな文字で連絡帳を書いていて、最初は不安だったことを思い出し、過去に戻って大丈夫だよ、と声をかけたくなりました。笑

それから一気に数年分を集中して読み返してしまったのですが、忙しくて物凄い雑な文字で書いている日や、嬉しい事を弾むような文字で書いている日等、いろいろと出てきます。
手書きで書いた文章を改めて読み返すと、不思議ですが、その時の自分の気持ちや状況が手に取るように伝わってきました。

読んでいると自然と温かい気持ちになり、ずっと大切に保管しておこうと思いました。そして改めて、手書きっていいなと感じました。

当社は、一般社団法人応用脳科学コンソーシアムが運営する「手書き価値研究会」に入会しており、「紙に手で書く価値」を脳科学の観点から探究し、手書きの良さを科学的に検証することに取組んでいます。

「手書き価値研究会」入会について|日本紙パルプ商事株式会社

この研究会のポイントは、「手書きの良さを科学的に検証する」という点にあります。

私が連絡帳を読んで「手書っていいなと感じた」とお話したように、これまでの手書きの良さやメリットは定性的に語られているものが多く、科学的根拠という点では説得力が不足していました。
そこで、本研究会では、更なる「紙に手で書く価値」を脳科学の観点から探究し、手書きの良さを科学的に検証することを目的に、手書きの価値研究に取組んでいます。
この研究によって手書きの価値が数値で証明され、その効果や目的に応じて、手書きが活用される場面が増えていくと良いなと思います。

そして当社は、手書きの価値はもちろんのこと、手書き媒体としての紙の価値についても、正しくて役に立つ情報を、これからも皆様にお届けしていきます。

紙って、やわらかくて、温かくて、ほっこりしますね!

by  だいちゃんまま

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