あんなものもこんなものも紙にしてしまう! それは、混抄紙
紙がフードロスの解消にも一役買うことができると聞くと、「え?何で??」と思われる方も多いのではないかと思います。
紙はもともと木の繊維で作るものなので、繊維質の物質を紙の一部分として使うことができるんですよ!
例えば、果実や野菜などの残渣を紙の一部として使い、再利用することができるんです。そうすれば、本来は行き場なく処分されてしまうはずだった食品残渣を有効利用できますよね!
果実の残渣を利用した紙でパッケージを作り、その果実がとれる地方の特産品の包装にしたりすれば、地場でのリサイクルが実現して素敵ですよね!
紙にいろいろな繊維を抄き込むものを、「混抄紙」といいます。「混抄紙」に活用できる繊維は、食品だけではありません。これまで、ジーンズなどの古着の繊維を抄き込んで、とってもオシャレなパッケージを作ったり、ラグビー場で刈り取った後の芝を抄き込んだり、本来廃棄されるものをいろいろな形で再利用しています。紙って奥が深いですね。まさに、“紙”技です!
弊社では、いろいろな種類の混抄紙だけではなく、フィルムにも食品残渣の有効活用のため、卵の殻をフィルムに混ぜ込む卵殻粉フィルムなど、本来廃棄されるはずの素材の再利用を進める商品開発に取り組んでいます。
こんなことはできないか?というご相談をお待ちしております!
by Q太郎
オリジナル混抄紙
オリジナル混抄紙とは?
食物の残渣や衣類などの繊維を、紙の主原料である木材パルプや古紙パルプに抄きこんで作る、完全オーダーメード製品です。
繊維質の原料であれば、いろいろな素材を使って、紙や板紙だけではなく、パルプモールド製品にも混ぜ込むことが可能です。
本サイトでは、お客様が紙に抄き込んでみたいと考える素材を使って作る、オリジナル混抄紙のご相談を賜ります。「こんなものも抄き込めるかな」、「こんな残渣を再利用して紙を作れないかな」、とお客様が考える素材をご相談ください。
卵の殻を配合したバイオフィルム 『卵殻粉フィルム』
卵殻粉フィルムは、日本国内で安定的に大量に排出される卵の殻を原材料に使った環境に優しいポリエチレンフィルムです。
日本国内でごみ(食物性残渣)として発生する卵の殻を原料として配合することで、廃棄物の有効利用と石油資源の使用量削減に貢献できます。
バイオマスマーク(10%)取得済み。