台湾のタピオカミルクティは、今・・・!!
脱プラという単語が生まれて長く時間が経っておりますが、紙もプラスチックもそれぞれ特長があり、
どちらも私たちの生活とは切っても切り離せないものです。
プラスチックが多く使用されているものの一つが飲料カップです。
屋外で飲む生ビールやスムージーなど視覚でも楽しむ飲料は透明プラスチックカップで飲むと美味しく感じますね。
飲んでいる人が美味しく感じるだけではなく、中身が見えるので写真を撮ってもSNS映えしますよね。
視覚的に楽しむ飲料の中で、馴染みのあるものとしてタピオカミルクティが思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。
そんなタピオカミルクティの本場、台湾の最大都市、台北市では2022年12月からドリンクスタンドやカフェでのプラスチックカップでの提供が禁止され、テイクアウト用のカップの多くは紙カップに変わりました。
そのため、ミルクティの中で黒いタピオカがボコボコッと動く様子や黒糖とミルクが描くグラデーションをカップの側面から見て楽しむことはできなくなりました。
(店内でなら、ガラスコップで楽しめますね。)
プラスチックカップでの提供が禁止されると決まった時は大手チェーン店などからかなりの反発が出たようですが、特に大きな問題もなく現在は普通に紙カップで販売されています。
流行に敏感な若い世代の間でも、紙カップでの提供やマイボトルなどの使用が意外とすんなり受け入れられているようです。
紙カップは紙だけでできているわけではなく、耐水性の維持や容器成形のためにポリエチレンなどの樹脂でラミネートされています。
だから、紙カップ化しても、全てのプラスチックがなくなるわけではなく、正確にはプラスチックの大幅な削減ということになります。
もちろん、紙カップの大部分は紙でできています。紙は木から生まれます。木はCO2を吸収します。
台湾のタピオカミルクティのカップがプラから変わったことは、紙ができる環境保護のひとつとして考えてよいと思います。
紙カップだと側面から中身が見えなくなりますが、カップに鮮やかな印刷を施すことで、清涼感や温かみを表現することもできますよね。
国や地域によってプラスチック規制の程度や対象は様々ですが、容器の見た目やSNS映えよりも環境を重視するよう機運が高まればいいなぁ!と願っています。
スタジアムや大型商業施設での使用済み紙コップに関するクローズドループの提案など、ぜひ当社にお問い合わせください。
by 波助