古紙のリサイクルによるクローズドループの構築
古紙のリサイクルによるクローズドループとは?
活用されることなく廃棄されていた製品や原材料などを新たな資源と捉えて、再利用できるように循環させることを「クローズドループ」といいます。日本紙パルプ商事のグループ会社で再生家庭紙を製造するコアレックスグループは、お客様から古紙を回収した後、再生トイレットロールやティッシュペーパー等の製品にリサイクルすることで「クローズドループ」の仕組みを構築しています。
Paper & Greenができること
Paper & Greenはコアレックス製品をはじめとする「クローズドループ」の商材の提供や提案を通じ、環境問題に関心の高いお客様に向けたご相談を承ります。Paper & Greenを通じて出会うお客様と共に、日本紙パルプ商事グループのネットワーク『コアレックス』の技術を活用しながら、古紙の回収からトイレットペーパー・ティッシュペーパーへのリサイクルを通じ、資源循環の仕組み(クローズドループの取り組み)をご提供致します。
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コアレックスが目指す資源循環型社会
日本紙パルプ商事のグループ会社で再生家庭紙を製造するコアレックスグループは、優れた古紙再生技術を用いて、リサイクルが難しい「難再生紙」と言われるさまざまな古紙から再生トイレットロールを生産しています。
コアレックスの強み
1 難再生古紙でもリサイクル可能な技術力
コアレックスの保有する独自の異物除去システムにより、フィルムや留め具などの金属やプラスチックが混ざった状態でも、紙の繊維のみを抽出することができます。この技術で行政機関や企業で保有する機密文書も未開封・無選別で溶解処理ができ、安全なリサイクルを実現します。
■古紙回収方法
地域ごとに行政回収(自治体)及び集団回収(市民団体)・(企業)・(学校)などがございます。その他、お客様の事情に合った回収方法をご相談ください。
2 サーマルリサイクルの導入
従来産業廃棄物として処理せざるを得ない、古紙を再生する際に発生するペーパースラッジや廃プラスチックを回収ボイラーで焼却し、その蒸気を熱利用するサーマルリサイクルを行っています。また焼却後に発生する燃料灰をセメント工場の原料として再利用しています。
3 環境に優しい製品づくり
紙ごみを回収しリサイクルすることで、燃やす際に発生するCO2をできるだけ排出しない製品づくりを行っています。
※紙ごみを燃やすのではなく、溶解しリサイクルすることでCO2排出量を削減する様子を表しています。
4 クローズドループに取り組む、コアレックスの製品
エコで便利な芯なしロール
再生紙100%の紙芯のないトイレットロールです。紙芯が無い分、収納スペースを半減することができ、ビニール包装や段ボールの使用量も半分以下となる環境配慮型製品です。
賛同企業との取り組み事例
■”全国初”フードコートの使用済み紙容器・包装紙をリサイクル
自治体とイオンモール座間が連携し、コアレックスの技術によってフードコートから排出される使用済み紙容器・包装紙のリサイクルを実現しました。
■スタジアムの紙資源を回収、トイレットペーパーへ
清水エスパルスのホームゲームで発生する紙コップなどの紙資源を回収し、スタジアムのトイレットペーパーとして循環しています。
2025年の日本万博博覧会に向けた取り組みとして、吉本興業が主催するWarai Mirai Fesに参加し、紙のリサイクルに関する啓発活動を行いました。